プリティーリズム・レインボーライブは、女児向けアニメの皮をかぶった、全年齢、全人類に向けられた「愛」がテーマのガチなアニメです。
練りこまれたストーリーの重厚さと圧倒的なクオリティの高さは、子ども向けと思えない怪物レベルの作品と言えます。
むこう10年はこのアニメを上回る作品は生まれないと言っても過言ではない完成度です。
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
去年は、プリティーリズムシリーズの視聴が終わりまして、
また、プリティーリズムレインボーライブというアニメがガチすぎたので、
その感動を、感想として残しておこうと思います。
さて、プリティーリズムのシリーズ3期目(3年目)にあたる、レインボーライブ。
これ、女児向けアニメの皮をかぶった、相当に本気すぎるアニメです。
アニメを普段、見ないあなたへ!
あなたが、何か一つ、私の願いを聞いてくれるとしたら…
たった一つだけ、あなたがアニメが見てくれるというのなら…
私はこの「プリティーリズムレインボーライブ」か「ロミオの青い空」をオススメするでしょう。
マジで、あなたの中の、アニメの価値感を根底から覆すポテンシャルもった作品ですので、
どうか、この記事を見てほしいし、このアニメの存在を知ってほしいのです。
- 画像については、私が実際に見た映像を撮影したものを引用する形で、センター配置にて載せています。
- 作中の文章等ついては、文字下に下線+水色ハイライト+センター配置にして引用しております。
上記のルールで書いております。
■もう何回見たか分からん、べる様のプリズムショウ
プリティーリズムレインボーライブ48話のべる様のプリズムショウは、
もう何回見たか分からん、何回泣いたかも分からん…
最高の人間賛歌である…
これはただのプリズムジャンプではない、人生だ
涙腺崩壊というか涙枯れ干からびるほど見たプリズムショウである。
私個人としましては、このべる様のプリズムショウを見れたという事が、一番の幸運でした。
この作品に邂逅できた事、この歌に出会えた事に、生きていた事に感謝…
■レインボーライブのテーマは「愛」
この作品のテーマは「愛」です。
受け止め方は人それぞれでしょうが、私はそう感じます。
主人公のなる以外は、
登場人物がそれぞれ、自分自身や家族、または友人に、それぞれの問題を抱えています。
もちろん、主人公のなるも、周りの大切な人と関わる中で、
様々な物事、愛に向き合って、また巻き込まれ、立ち回っていきます。
いろんな愛の形、愛の物語を、
プリズムショウの世界に乗せて、描いて表現していく。
子ども向けだからくだらないとか、
アイドルものや絵柄が苦手だとか、そういった先入観なく、見てほしい。
子ども向けだからこそ、
単純で、大切なテーマを分かりやすく、
丁寧に伝えようとしている作品です。
●プリリズシリーズは成長物語でもある
また、アイドルモノというのは、プリリズに限らず、
本質的にはスポ根に通じるものがあると考えています。
(スポ根の定義、とらえ方に個人差がある事は前提として)
望む姿、理想と現実のギャップがあり、届かない悔しさ、
また自身が抱えるコンプレックスや不安、劣等感。
ライバルが居て、倒すべき敵が出てくる時だって、あります。
そして、仲間と共に、挫折や苦難にぶち当たって、
壁を破って、または倒れて…それでも立ち上がり頑張ろうとする。
ただ、最後に勝つべきなのは自分自身であり、
俗にいう、アイドルモノのアニメというのは、キャラクタ達の成長物語でもあると感じています。
多くの人って、困難に立ち向かい、成長していく姿をみて、心打たれると思うのです。
●愛を見つけ、取り戻していく過程での成長が描かれる
このプリティーリズムレインボーライブに関しては、
愛を見つけ、取り戻していく過程の中でのキャラクタ達の成長が、
プリズムショウを通して、とても美しく、丁寧に描かれています。
視聴が終わったころには、満足感が残るはずです。
全51話で構成されていますが、1話1話、全く無駄な話が無いです。
すべての話に意図、意味があり、本当に隙が無さ過ぎる構成です。
全編を通して、実に多様で、様々な形の愛を、表現しています。
よくもまあここまで詰め込んで、大風呂敷を広げ、上手に解決して畳んでいったかと。
本当によくまとまった作品です。
他の作品をディスるわけじゃないけど、
深夜アニメなんて見てる場合じゃないでホンマ。
ここ数年、ここまで完成度のアニメ生まれないと思いますマジで。
このアニメのターゲットとしては、女子小学生向けなのですが…
その枠を飛び越えたクオリティの高さです。
ゆえに、商業的にはその他のアイドルモノや女児向け作品に比べて劣ってしまいましたが、
アイドルがテーマの作品の中では、これ以上のものが生まれる予感がしない。
一応、私は、アイカツシリーズ、ラブライブシリーズなどをはじめ、
続編のプリパラや、前作のオーロラドリーム、ディアマイフューチャー含め、
一通りの「アイドル系アニメ」は見ていますが…
ひとつの作品として、ここまで仕上がってるものは、他にはないです。
(もちろん、どの作品も好きですよ)
むしろこのアニメ「女児向け」という枠組みではなく…
もはや、世代問わず「全人類向け」と定義しても過言ではないです。
●泣きながら、笑って見れるプリティーリズムシリーズ
そのくせ、わざとやってるのか、ガチでやってるのか分からんが、
とてつもないギャグを不意打ちで混ぜてくるからお茶ふくwwww
感動とギャグのミスマッチが、非常にいい味付けになっています。
全体に通して言える事だけど、プリリズシリーズは、
泣きながら笑ってみる事が多い、ねらってるのか、わざとなのか。
絵柄でとっつきづらいかもしれませんが、フタを開けてみるとすごく引き込まれるアニメです。
(ちなみにキャラデザは「ハローキティといっしょ!」描いてはったokamaさんです)
軽い気持ちで見始められますが、あまりにも重厚すぎるストーリです。
見続けると、ガッツリ引き込まれて行きますので、覚悟はしておきましょう笑
どんどん、あなたの心の中を、埋め尽くしていきます。
最初はキャラ多すぎて入って行きづらいイメージがあったけど、
心を楽にして…リラックスして見てみましょう。
思った以上にすんなりと、その世界に入っていけるはず。
プリティーリズムシリーズの世界観に入っていくのって、包み込まれるように非常に心地いいものです。
毎回、飽きさせない作りが徹底されており、非常に見ごたえがあります。
■レインボーライブ、各話ネタバレ&ピックアップ
さて、下記より、印象に残った話をピックアップして、その魅力をお伝えしてまいります。
ちなみに、ネタバレ気にせず印象に残るシーンを記録しております。
こういうアニメレビューってどんだけ熱心に解説しても、
見てくれる人って少ないので、最初からネタバレ全開で書いていきます笑
●12話:エーデルローズのギスギス感がひっどい
あんとわかなのプリズムショウ対決の回です。
「わかな…私たちはエーデルローズ…
失敗、しないでね」
(蓮城寺べる)
プリズムショウの直前に、おもっきりプレッシャーをかけてくる、べる様笑
ある種の呪いであります…
気圧されてしまったわかなは、プレッシャーを抱えたまま、プリズムショウに臨みます。
ショウの中で、一度は3連続ジャンプを飛ぼうとしたのですが、その瞬間、べる様の言葉が頭をよぎり…
3連続ジャンプに挑戦せず、安全策の2連続ジャンプでフィニッシュ。
とはいっても、歌、ダンス、その他技術諸々、
あんとわかなには、地力の差があります。
たとえ安全策の2連続ジャンプであっても、わかなの勝利はほぼ確定しています。
「今のままじゃわかなに勝てない
私、3連続ジャンプに挑戦する
でも絶対わかなに勝ちたいから
歌をくれたカヅキ先輩のためにも、負けるわけにはいかない」
(福原あん)
わかなに勝ちたい、あんちゃん。
その可能性があるのは、3連続ジャンプに挑戦し、成功させる事。
「出来ないなんて誰が決めた
お前の心が勝手にブレーキをかけてるんじゃないのか
心の壁をぶっ壊せ
お前なら3連続どころか4連続でも5連続でも跳べるぞ」
(仁科カヅキ)
カヅキ先輩の激励を受け、3連続ジャンプに挑戦するあんちゃん。
「悔しい…悔しいよ…
私はじめから3連続なんてできないって決めつけてた
勝手に心の中に壁を作って、私は私に負けたんだ
もっと練習しておけばよかった
こんな悔しい思いするなら、もっと練習しておけばよかった」
(福原あん)
完全に余談ですが、ここで悔しさと後悔の涙を流したあんちゃんの声を当てている声優さん…
芹澤優さんなのですが、次回作のプリパラにて「南みれい」ちゃんを演じてます。
みれいちゃんは、水面下では誰よりも努力している「努力の天才」です。
ここでの悔しさと決意、覚悟が、転生しても引き継がれていると感じると、胸が熱くなるのです…
プリパラを見た後で、もう一度このシーンを見てしまうと、涙が止まりません。
「泣くくらいなら、最初からやらなければいいのに…
あんたのそういうとこ、大っ嫌いなんだよ」
(森園わかな)
試合には勝ったけれど、モヤモヤ、イライラ爆発のわかなちゃん…
実はこのセリフ…49話の伏線になっていて…
●16話|わかなの可愛さが全力推し
わかなの家庭環境の一部が描かれる16話。
外でのわかなと、自宅でのわかなの違い、ギャップに、事情の複雑さがうかがえます。
お祭りで、カズキ先輩とわかなと遭遇する話です。
カズキ先輩は、わかなが安全策に逃げ、3連続ジャンプを飛ばなかった事を見抜いていました。
お互い、気に入らない所があり…2人で射的勝負をします。
「ストリート系なんて、スターになれなかった負け犬たちの逃げ場所だからにゃ」
(森園わかな)
「お前はどうなんだ
なんで大会で3連続ジャンプを飛ばなかった」
(仁科カヅキ)
「射的はしょせん遊びだ
失敗してもいいんだ」
(仁科カヅキ)
「失敗しても…いい?」
(森園わかな)
勝負の結果、射的に負けたわかなちゃんは、お祭りのメインステージに立つことになります。
「また緊張してんのか
ここはエーデルローズじゃない
失敗してもいいんだ
あいつらみんな、お前のフリーダムなショウをまってる
もちろん、俺もな」
(仁科カヅキ)
最初はイヤイヤだったわかなちゃんですが、
カヅキに背中を押され、プリズムショウに臨みます。
そして…大会では、しなかった3連続ジャンプへの挑戦…
カヅキ先輩の応援により、わかなを縛っていたプレッシャー…
べる様からかけられた、呪いを解き放つ事ができます。
縛りを断ち切り、3連続ジャンプの成功、
そして、ここで、フレッシュフルーツバスケットですよ…
あいら(1期のキャラクタ)の持ち技、メインのジャンプここで来ますよ、マジ震える…
1期から見てるファンにとっては、これだけでも尊い…
その懐かしさと、わかなが飛んでくれたってのが、嬉しいというか感動してしまう。
予想してなかったし、初回はマジで変な声でたわ…
ちなみに、この回のカヅキとわかなのやりとり、
めっちゃときめくんで、マジで見てほしいwwww
いやホント、脳みそ、のぼせあがりますwwww
わかな可愛いなあ、ドキドキしちゃう
●18話|ゲスの極みヒロ様
「ディアクラウンでデビューライブをやるんだ
そのライブでコウジの歌をうたいたいんだ
本当なら俺とコウジがデビューする時に歌うはずだった「プライド」だよ
…もらっていいだろ」
(速水ヒロ)
どうしても、コウジ君の歌を歌いたいヒロ様…
しかし、コウジ君は、ヒロに歌を渡しません。
そこでヒロ様がとった行動とは…
「ところでいとちゃん、僕がライブで歌う歌、作ってよ
…ギャラもすごいよ」
(速水ヒロ)
唐突に、いとちゃんに作曲依頼をするヒロ様。
その真意とは…
ヒロ様の思惑はさておき、
どうしても手に入れたいものがあるいとちゃん。
依頼を受けたいとちゃんですが…
「どういうつもりだ
クロスに作曲を頼んだことだ
僕にしたことを、彼女にもするつもりなのか」
(神浜コウジ)
「いとちゃんに作曲させたくないなら、あの歌を俺にくれ
そしたら、いとちゃんの話はキャンセルするよ」
(速水ヒロ)
いとちゃんに作曲を依頼したのは、
コウジくんの曲を、手に入れるための行動だった…
いとちゃんが、出来上がった曲をヒロに渡そうとしたその時…
「代わりにこれをもっていけ
あの時の歌だ」
(神浜コウジ)
「ごめんね、いとちゃん
君の歌はいらなくなった」
(速水ヒロ)
当初の目的通り、欲しかった曲を手に入れる事ができたヒロ様…
いとちゃん、ほんとかわいそう…
コウジ君に仕事を奪われ、ヒロ様にもあっさり仕事をキャンセルされ…
ここまで侮辱されて、やりきれないだろうな…
(コウジくんは、いとちゃんを守るために行動したですが、ここではいとちゃんにその真意は伝わらず…)
かなりゲスい話なのに、ヒロ様のプリズムショーでは、爆笑が止まらないです笑
狙って笑かしにきてるのか、
意図せずこの演出やってのけるのか、
どっちなのか判断つかないが、
衣装はダサすぎるのに、なぜかかっこいいヒロ様w
「この曲は今日のために作った新曲です!」
(速水ヒロ)
平気でウソをペラペラ発する、ヒロ様なのでした
「見たかコウジ…!
お前の歌をいちばんうまく表現できるのは…
おれだ!!」
(速水ヒロ)
そして3連続ジャンプをフェザーなしで自力でとぶという、男子チームの実力…
エーデルローズ勢の非道さ、えげつなさが引き立ちまくる話です。
ほんっと容赦ないし、よくもまあここまで、悪役になれるんだと思う演出です。
それですら凝ってるから、ほんと目が離せないんだよなあ…
●24話|べる様、プリズムライブ失敗したってよ
全国の女児のトラウマであり、お茶の間が凍り付いた問題の24話。
もう最初から胃が痛い。つらい。つらい。
「バイオリンも勉強もプリズムショウも、トップじゃなきゃ意味がないの
わかるわよね」
(べる様のママ)
「ひとりぼっちの女王…
それがべるの望んだ姿?」
(速水ヒロ)
「トップに立つとはそういう事よ
群れて咲く花は小さい
気高き場所に一輪で咲いてこそ、大輪の花は光り輝く
なにがプリズムライブよ…
できるわ、できるわよ、絶対にとべるわ」
(蓮常寺べる)
バラは群生なんですけどn
しかし、無常に…母親と多くの人が見るショウで、
プリズムライブを成功させる事が出来なかったべる様・・・
ほんとこの回、胃が痛い…
この時点では、エーデルローズ勢ってのは、憎き敵キャラなわけですよ…
これまでに、プリズムストーン勢に対して、数々の極悪非道、悪逆無道の行為を繰り返してきたわけです。
敵対してきた悪者が、自業自得な目に合うというのは…
本来の普通のアニメであれば、爽快・痛快ポイントなわけです。
しかし…プリリズレインボーライブは違う…
べる様が打ちのめされていく姿に、「ざまぁwwww」なんて気持ち、微塵も感じないんです…
むしろ、見てる事すら辛い、目を背けたくなる悲惨さ、みじめさ…
偉そうで上からで、わがままで憎かった敵キャラが、ボロボロになっていく姿…
なんでこんなに、見ていて辛いのか…
「バラの花は儚く散ったか」
(ヒロ)
全国の小学生を泣かせた、圧倒的トラウマ回である
「次なんてあるわけないでしょ
トップになれないなら続けるだけ無駄よ
こんな恥かいてどうして続けようって思えるの?」
(べるママ)
ここでべる様のプリズムショウ、断ち切られる…
必ずできる言った約束が果たせなかったべる様は、
プリズムショウを続ける事が出来なくなります。
なんかもう、個人的に戸松さん好きだから余計にみてて辛かったよマジ
べる様に対してドSすぎないかマジでほんとかわいそうで辛いしか出てこない語彙力
●25話|どうしてあなたは…愛されるの?
前回、最悪とも言える終わり方をしたエピソードの続きですが…
連絡の取れないべるを探しに、プリズムストーン勢のみんなも協力します。
なるちゃんは、べるさんを見つけますが…
「…ねえ
どうしてあなたは、愛されるの?」
(蓮城寺べる)
このセリフとべるの涙で涙腺崩壊よホンマに
今までの人生で、自分が愛されてなかった理由を、なるちゃんに問う…
全て1番でなければ愛されない、
必要にされないという条件付きの愛ではなく、
「あなたはあなたのままでいい」という、
一番大切な事、一番べるが欲しかったもの
自分自身、そのものを愛されるという実感、
全肯定の愛 本当の愛 自己肯定感…
子育てにおいて、これって、大切な事だと思います。
愛情の与え方を、間違うと、
本当にその子が生きていくのが、ものすごく辛くなります。
べるの場合は、親の過剰な期待と依存がプレッシャーになっています。
大切なのは、失敗してもいい ありのままのべるが好き
という事を、幼いころから伝えていく事だったのですが、もはや手遅れ。
その価値感を、変えていく事は出来るのでしょうか。
おとはとわかなが、べるを迎えに来ますが、シャットアウトのべる様。
完全にプリズムショウに対してのモチベーションは無くなっています。
「大会に行くにしては大荷物だね」
(速水ヒロ)
「行くのはフランス
バイオリン留学するの」
(蓮城寺べる)
「2人にはごめんなさいと伝えて」
(蓮城寺べる)
「高みを目指せば目指すほど
空気が薄くなり息苦しくなっていく
けれどトップに立つ人間は、
だれにも助けを求められない
わかるよべる…でも…」
(速水ヒロ)
「べる、今日フランスにたつって
バイオリン留学するそうだ
わかなとおとはに、ごめんなさいって伝えてくれって」
(速水ヒロ)
「そっかー
待ってて損したにゃ
最後の最後までべるはワガママだにゃ
これで私はべるのお守りから卒業できるし
おとはもべるにコキ使われなくて済むし…
よかったよかった
所詮私たちの繋がりなんてこんなもんだったって事だにゃ」
(森園わかな)
「うそつき!」
(小鳥遊おとは)
「ウソなもんか
べるなんか、いっつもワガママで偉そうで
いなくなってせいせいしたにゃ」
(わかな)
「…あれ?」
(森園わかな)
「わかなさん
思ってもないことを言っちゃだめです
今の本当の気持ちを教えてください」
(小鳥遊おとは)
「行こう!べるの所へ!」
(森園わかな)
「よし!おれについてこい!」
(ヒロ様)
このヒロさまめっちゃかっこいい…
「トップになれないわたしには、なんの価値もないのよ」
(蓮常寺べる)
「ばか!勝つとか負けるとか関係ない!
ただ一緒にプリズムショウができたらそれだけでいいいんだよ」
(森園わかな)
「べるさんはべるさんでいてくださればいいんです」
(小鳥遊おとは)
「私はママの操り人形じゃない…
自分の咲く場所は自分で決めます!」
(蓮常寺べる)
今回の話、3人が本当の意味で、ユニットを組めた、チームになれたのです。
そのプリズムショウは、素晴らしいものでした
おとはの「べるさんはべるさんでいてくださればいいんです」…
このセリフが一番大切で、存在そのものを認めるという事です。
この思は、本来、親が持つべきもので、子どもに与えるものです。
それを、いまやっと、わかなとおとはが埋めてくれた…という事ですね。
エーデルローズ勢、最初は敵役、悪役に徹していたため、
アニメの視聴者としては、印象的に最悪だったと思います。
ただ、視聴を通す中で、こんなに好きになれるんだ…
そう、実感できます。ほんとにいいな…素晴らしい
★べるさまの愛着障害について
しかもこれ、幼いころに植え付けられている物で、
自分一人の力で考え方を変えるのって、めちゃめちゃ大変です。
べる様の場合は、ある種の愛着障害というか、ガチガチに縛られ過ぎて…
成功することでしか認められない、愛されないと思いこんだ女の子です。
過保護すぎる家庭の行き過ぎた親の愛により、ままあるパターンです。
成功しか褒めてこなかった&失敗を認めなかった親。
こういう環境で過ごすと、子ども自身が、どんだけしんどくても、前に進むしかなくなるんです。
疲れても休憩できないし、後戻りも出来ない、誰も頼れなくなり、いつか壊れます。
どんどんハードルを挙げて苦しくなってしまったパターンですね。
★自己肯定感の低さについて
根付いた自己肯定感の低さってのは、根本的には解決できる事は少ないです。
自己肯定感の低さというものと、生涯、上手く付き合っていくしかない…
というのが、愛情の与え方を間違えられて育ってきた、多くの人の現状です。
根付いた自己評価、自己価値の低さを自覚してる人でよくあるパターンとしましては、
成育歴のなかで、親が全く褒めない環境で育った、という事が多いですね。
「出来て当然」という考え方でなおかつ、褒めない、感情を伝えないという環境の中で育てられると…
基本的に子ども本人に、自信はなくなります。
目的が「親・周りの大人の期待に応えられるか」という考え方になるからです。
そしてそれ基準になるため、自分を認められずに、それを満たせない自分を追い込む事になります。
後から修正しようとしても、相当な意識改革・啓発が必要となってきますし、
一方的な外部要因だけでは、解消される可能性は限りなく低いです。
●26話|なるちゃん、無自覚のままの失恋
コウジくんが、いとちゃんの曲に手を加えた件について、痴話ゲンカ中の2人
「はじめてクロスの歌をきいたとき、すごく熱いと思った
でも、それと同時にある事に気がついたんだ
君は僕と同じ痛みを抱えている
僕は君を守りたいんだ」
(神浜コウジ)
「守りたいってなんだよ
わたしの事をかわいそうなやつだと思ってるのか
バカにするな
わたしは、あんたの同情なんかいらない」
(涼野いと)
いとちゃんの曲に、コウジくんが手を加えたその真意…
それはつまり、コウジくんがいとちゃんにあてた、ラブレターだったのだ…
その真意に気づかず、コウジくんを追い返してしまういとちゃん。
「おいかけて!
さあ!はやくいとちゃんの気持ちを伝えてあげて!」
(彩瀬なる)
「あれ、どうして涙がでてくるんだろう
あははおかしいなあ
私、すごく嬉しいのになんでだろう
あはは変なの」
(彩瀬なる)
どうでもいいんですが、泣きの演技がものすっごい雑で笑えます笑
なるちゃんが、無意識に涙している間、コウジくんといとちゃんは…
なるちゃん、無自覚なままに、失恋…
好きだった人が、他の誰かと抱き合ってるって、どんなに苦しい思いでしょうか…
失恋したことに、本人が気づくのは51話です…
●31話|「バーニングソードブレイカー!」
「アイドルだって、汗をかく!
夜のテカリを抑えるフェイスシート
プライド、新発売!
でも、僕の心のテカリはおさえられない」
(速水ヒロ)
なんだwwwwコレwwww
そしてコウジ君を見た時のヒロ様の様子が下記
「はうぁ!
はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・
コウジ・・・
やっぱり俺が輝くには、お前の歌が必要なんだ」
(速水ヒロ)
このヒロ様の反応がひどすぎてほんっとウケるwww
この回の見どころとしては…
ヒロ様とカヅキ先輩のプリズムショウ対決があります。
その際、当てつけの様に、コウジくんがカズキ先輩に、楽曲を提供します。
「コウジがカズキのために歌を・・・いいだろう
コウジの歌でより光輝けるのは俺だってことを思知らせてやる」
(速水ヒロ)
しかし、コウジ君が作った楽曲の歌詞の中の1フレーズに…
「俺たちが目指すのは勝者じゃなく勇者だろう」
という一説があります。
カヅキ先輩のプリズムショーを見て、昔を思い出すヒロ様…
そこで流れる回想シーンには…
「俺が目指すのは勝者じゃない 勇者さ
そんなプリズムスターになりたい」
(昔のヒロ様)
コウジくんとヒロ様が、そう語りあう様子が…
昔、自分が描き、目指していた姿が、思い出されます。
というか、31話のカヅキ先輩のプリズムショウ、もはや女児アニメじゃないw
「いでよ!勇者の剣!
自由を切り開け!
バーニング・ソードブレイカー!!」
(仁科カヅキ)
女児向けアニメとはなんだったのか…
この31話の一回のためだけに、
コージが書いたFREEDAMという楽曲と、そのプリズムショウ…
レインボーライブの男子メンバー、マジで優遇されてるな!
●34話|電波ソングなのに号泣してる
うちくらいの上級者になると、なるのハピなる電波ソングで泣けるからなマジで
34話のプリズムショウで歌詞とリンクした演出にトリハダモノ。
歌詞にそんな意味があったのか…!
34話のエピソードで、楽曲とストーリーとのつながりに、とてもこだわりを感じます。
みんなのハートがひとつになる…なるちゃんのプリズムショウのおかげです。
なるの電波ソング聞いて
涙溢れてきた時には情緒不安定通り越して精神状態ぶっ壊れてると自覚したわ…
様々なジャンルの歌が登場するプリティーリズムシリーズですが、
正直、なるのうた、最初聞いたときは、別に好きな歌でもなんでもなかったです。
よくあるお花畑ソング、電波ソング系列かと思っただけなんです。
コージ君のねっとりボイスで歌がネタでしかなかった記憶。
しかし、ですね、劇中で何度も聞いていくうちに…
なるちゃんの、ハピなるを届けたいという思い、
笑顔になってほしい、幸せを届けたいという思いが込められた歌です。
純粋でまっすぐで、裏表のない単純な思いをより強く、感じてきてね…
曲の内容どうよりも、なるちゃんのその思いに、心を揺さぶられる歌なんです。
非常にスルメな曲です。
はっきり言って、レインボーライブという作品を知らない人が聞いても、
ただの電波っぽいソングでしかないです。
が!作品を見るからこそ、愛着がわいてくるスルメ曲であります。
その思いを感じるとね、
店長の意味不明ちょきちょきダンス(かわいい)を見てるだけでも、
なぜか泣けてくるんですよ…
高スコアを狙うよりも、一貫して、はぴなるを届けたいというプリズムショー。
なるちゃんの思いが詰まっています。
●39話、りんねの5連続ジャンプで震える
まさかのジュネ&りんねのデュオが決定
強すぎて勝てない 考えもしなかった超展開にリアルに驚愕
「こんなの勝てるわけないにゃ」
(森園わかな)
視聴者の気持ちをそのまま代弁してくれたわかなちゃん笑
「コウジ…ヒロの言ってたこと、どう思う
確かに俺は、逃げてたのかもしれない」
(仁科カヅキ)
ここで男子プリズムチームに動きの予感が…
そして、りんねのプリズムショウでの5連続ジャンプ…
これ、前作のDMFを見てないと感動が薄れるのですが、
きらめきフューチャースターをみて、みあを思い出して酸欠になりました。
「煌めきフューチャースター」は、
前作であるディアマイフューチャーの主人公である、
「みあ」のプリズムジャンプです。専用の持ち技のようなものです。
DMFの主人公のみあは、ビックリするくらい馬鹿です。
でも、どんな時でも前だけを見て進んでいく、その姿が非常に好きなんですよ。
キャラクタとしてすごく好き、というわけではなかったですが、
みあの、生き方、在り方がとても好きです。本当に憧れています。
そのみあを思い出してしまって、涙が出ました。
DMFの物語終盤での「きらめきフューチャースター」では、
沢山の五芒星をまとめてぶち破るシーンがあります。
どんな困難な壁も、どれだけ沢山の壁が合っても、正面からぶち破って乗り越えていくという、
みあの生き方、その在り方が、表現されています。
この前向きさと、根拠がなくとも自信を持って進んでいく姿…
失敗しても、何度でも挑戦しようという気持ち。
どうしてここまで心震えるのだろうか。
それは多分、自分が持っていない要素だからだと思います。
あつみ先生自身が消極的だという自覚があるからこそ…
積極的なみあちゃんに、すごく憧れているんだと思います。
そしてこれがディアマイフューチャーのテーマだと思う。
とにかく、前作を見た人にとっては…
少なくとも私にとって、このプリズムジャンプは、大切な意味を持っているものでした。
それをりんねが飛んでくれたってだけで、ホント、震えるほどなんです。
(ただ思いだしたってだけで、ストーリー自体の繋がりはないのですが笑)
そして、DMFのOPものすごく好きなんです。
作品のテーマそのものを、歌ってると思う。
本質的に根暗で後ろ向きな私にとっては、前向き過ぎる曲を聞くと、涙が出てくる。
「挑戦する心が大事さ 何度でも、立ち上がろう」
●42話 |全然違う二人だから、高めあえる
『何にも持たない私…』
『全て持った私…』
『『ぬかるんだ大地から、同時に生まれるよ』』
なる&べるのショーかっこよすぎ やばいやろこれ
語彙力全然たりん
『全然違う私たちだから』
『ハートを重ねて』
『『まだ見たことのない輝きを作る事が出来る』』
あんだけ敵対してたべる様が、なるちゃんと一緒にデュオショウをしている…尊い…
違うからこそ、お互いを高め合っていけるんだよ…
対照的だった2人が強調されて、はぴなるなメロディーを奏でています
●45話|俺が目指すのは勝者じゃない勇者さ
ここでファンの前で曲パクリの真相を自ら伝えるヒロ様
断罪を受ける覚悟での告白だったが…
「僕は今まで皆さんにウソをついてきました
デビューソングのプライドは僕が作った歌ではありません
プライドを作ったのは、僕の一番の親友だった神浜コウジくんです
僕は、嘘でつくられたアイドルだったんです」
(速水ヒロ)
「あいつ…本物の勇者になりやがった」
(仁科カヅキ)
ここで31話のエピソードの伏線を回収、そして私は涙ドバーですよ
ヒロ様のプライドのプリズムショウ、
衣装ダサイのに、何故かかっこいい、
そして問題のヒロ様トレインで爆笑wwwww
泣きながらコーラ噴き出したwwww
ドバドバ泣きながら爆笑で窒息しかけたわwwww
●48話|傷つくのが怖くて、真剣になれなかった
以前、あんに向かって発したその思い…
まさに今、この終盤で12話の伏線を、48話にて回収したのだ…
本当に震えと涙がが止まらない…
「私 今までずっと 真剣になるのが怖かった
本気で挑んで、傷だらけになるのが嫌だったから
でも、今は何も怖くない
私は私らしく
森園わかなの素顔を最後の瞬間まで出し切って見せる」
(森園わかな)
失敗を恐れず、傷ついても挑戦したわかな。
リアルに「ここで持ってくるのかーーー!!」と頭抱えて叫んでしまいます。
めちゃめちゃ大切なエピソードです。
「わかなー!よくやったぞー!」
(カヅキ)
カズキ先輩イケメンすぎるんでほんま…
●48話|べる様、プリズムクイーンまったなし
そして48話の後半は、べる様のプリズムショウです。
圧倒されすぎて、まばたき禁止、息をするのも忘れるほどのものです。
小さいころ 私にはたくさんの夢があった
いつからだろう
夢を持たなくなったのは子どもっぽいから?
叶えられなかったら恥ずかしいから?夢はいつしか目標に変わり
それを達成することは、よろこびから当たり前のことへと変わっていった最初に見た私の夢は、ママの笑顔を見る事
だけどのその先に待っていたのは、茨の道…
でも、後ろに引くことは出来なかった茨の道を抜けた先に待っていたのは孤独
自分の姿を鏡に映すことで、自分を勇気づけたどうしてもだれも私の事を愛してくれないの…?
氷の中に閉じこもっていた私
仲間の愛のぬくもりが、復活へ導いてくれたプリズムショウを楽しむ気持ちが、私を変えた
仲間と一緒なら、どんなつらいことだって乗り越えられるクイーンは再び孤独になる恐怖との闘い
今の私はとても幸せ
でも、クイーンになるためには、この先に進まななくてはならない
怖い、もう二度と戻れなくなるかもしれないでも知りたい最高最強の気分がどういうものか…!
私は弱い、ジュネのように完璧ではない…
でも人は、夢を見ることが出来る
たとえ失敗しても
いつか成功することを夢見て
何度も挑み、乗り越える素晴らしさを持っている皆私の事を笑うかもしれない
馬鹿にするかもしれない情けなくてもいい…
勇気づけられる人がいる限り…
皆にこの姿を見せ続けていく事が…私の夢!
これほどまでの人間賛歌があっただろうか、
べるの生き様、歴史をプリズムショウで表現したと言える
多くの苦難を乗り越えてきたべるさまが歌うからこそ…心震えるんですよ
頂点に立ちつつもなお、上を目指すべる様こそ、本当の意味でのプリズムクイーンだと思うのですよ
●49話|愛の歌、愛のプリズムショウ
これまでの話の流れでは、倒すべきラスボスであったジュネ様ですが…
彼女は、物語の中で一番少女マンガのヒロインをしていたと言えます…
聖(ひじり)へ贈る、壮大すぎる愛の歌、愛のプリズムショウである
49話のジュネ様のプリズムショウを見れば、分かると思いますが…
ひじり
あなたは私のプリズムショウを
いつも優しく見つめてくれていたわねひじり
あたなはどうしてそんな優しい笑顔になれるの
あなたが好きなのはプリズムショウ?
それとも、もしかして私?
知りたい、ひじりの気持ち…あなたが時々見せる寂しい表情
私があなたを微笑ませてあげたかったああどうして 心がバラバラになってしまいそう
この気持ちが恋なの?温かくて、ここちよくて、
でも、悲しく切ない
教えて、あなたの気持ちあなたと供に過ごした時間
あなたと交わした言葉の数々
あなたがくれた、たくさんの笑顔
ずっと記憶のなかに留めておきたい好きよ ひじり
あなたのことが好きずっとあなたのそばにいたい
たとえ、あなたが老いて死んでしまったとしても…私はあなたを、永遠に愛し続けるわ
だからこの記憶、絶対に消したくない
ここまで率直で純粋な愛の告白、出来ますか?
歯が浮くようなセリフですが、全くわざとらしくもないし、いやらしさもない。
あまりにもすっと心に入り込んできます。
●50話|伝説を塗り替えろ
「伝説は若者によって作り変えられるものモモ!」
(モモ)
衣装チェンジも、スケートリンクも使えなくなり、
プリズムライブどころかジャンプもできない状況…
それでも、なるちゃんはプリズムショウを決行します。
そして、再び泣きながら電波ソングを聞く事になるとは・・・
13話、一番最初のドリーミングセッションで、
観客を目の前にし、歌えず踊れず、泣きだしてしまっていたなるちゃん…
それが、こんなにたくましく、スケートリンク使えない状況でも、
負けずに頑張っている姿、その成長に、涙せずにはいられない…
後半は7人そろってのプリズムライブからの「gift」
おとはのサックスがかっこいいんや、そしてわかなのマリンバもすごい好きなんや
ジュネさま媒介にしてりんねちゃん復活、そして別れへ…
プリティーリズムシリーズ最後、集大成として本当に美しすぎるまとめであるよ
●51話|問題のオーバーザレインボー
最後の最後で、コウジくんの3Dモデル登場、もう出ないかとおもった…
やはり衣装は独特である…
そしてラストで笑かしに来るからアカンwwwwwwwwwwwww
「虹の先に待っているのは…パラダァ~イス」
ツッコミどころしかないんやwwww
なんなんマジでwwww
■プリティーリズムレインボーライブ、その他余談
●ジュネ様こと「宍戸るみ」さんの歌について
あれだけ記憶を無くしたくないと願っていたジュネさま、
その全てを、プリズムショウまでも失って、たった一つ得たものとは…
最終話のジュネさま、むちゃんこ可愛いよなあ…
アイドルアニメに登場する楽曲とは思えない、
非常にしっとりとした曲である「nth color」
この歌、アニメの中で見ると、めちゃめちゃ感動するんですよね。
あまりに壮大すぎる、聖に向けた「愛」(LOVEのほう)の歌ですからね。
ご近所物語のOPから考えると、ものすごい進化だよな・・・
って20年前か…
●男子プリズムスターについて
男三人が一つのベッドでスケート靴で寝てるという、
情報量多すぎの異様空間にツッコミどころしかない、プリズムスター男性陣。
一応、前作(DMF)や前々作(AD)にも、男子プリズムスターは登場しておりました。
ただし、やはりメインは女の子で、男子メンバーは添えただけ…という扱いでした。
しかし、3期であるレインボーライブでは、男子メンバーが、かなり存在感があります。
しかもね、ちゃんと魅力的なんですよ。
ストーリにめちゃくちゃ絡んできます。
というか、かなりのウェイトを占めています。
私はまだ見てないですが、劇場版で男子メンバー主役の作品あるようです。
女児向けかつ、男性向けのアニメでよくあるパターンとして、
男性キャラは居るだけで重要ではないという設定が多いのですが、
プリリズレインボーライブは違います。
それぞれ、非常に重要なポジションで、物語を素晴らしい物にしてくれています。
人格的に成功しすぎのカズキ先輩は男でも惚れる。マジで。
●前作との比較・評価について
ネット上で様々な意見を見てみると、
プリティーリズムシリーズでは、やっぱり3期のレインボーライブ推しが多いです。
同時に、前作までを叩く人もおられますが、
個人的には前作のAD、DMFもかなり好きです。
上記でも述べましたが、特にDMFの「みあ」の在り方が本当に好きでね…
ただ、それを凌駕するほどに…
前作が霞んでしまうほどに、レインボーライブが素晴らしすぎるという意見。
気持ちは分かります。
レインボーライブは、頭から足の先まで、完成されつくしています。
たしかに、10年に一本の化け物アニメだった。
●キャラデザはokamaさん
クセのあるキャラデザで賛否はありますが、
淡い色使いで、やわらかい雰囲気の、かわいい絵柄が特徴の大ベテランの方です。
「ハローキティといっしょ!」を描いてた人ですね。
すごくかわいく、魅力的にアニメに落とし込まれており、個人的にすごく好きです。
●キャラクタ×楽曲×物語、バリエーションと素晴らしさ
単体で聞いても、非常に素晴らしい曲が多く、またバリエーションも非常に豊かです。
ただ、アニメという劇中で物語と共に、
プリズムショウで再現されるからこそ、心に響くものがあります。
250%マシマシくらいで強く、強く心に残ります。
楽曲と作品がともにあり、繋がっているとはまさにこの事を言います。
非常に中身の濃いもので、最後には満足感が残ります。
あとから、歌だけを聞いても、そのプリズムショウと、取り巻く物語に思いをはせる事ができる…
そんな曲が多いです。
きっとね、レインボーライブが好きだって人は、
歌もストーリーもキャラクタ達も、まとめて好きになってるはず。
作品そのものを、愛せる。
●魅力的なキャラクターと手を抜かない個々のストーリー
これは、レインボーライブを見た人にしか分からない感覚ですが…
プリズムショウの映像と一緒に、楽曲を聞くだけで、
キャラクタ達を取り巻くエピソードが思い出される事でしょう。
全員が重要人物です。
それぞれのキャラクタ、一人一人の背景のストーリーを無視していません。
みんな、家族が居て、友人が居て、それぞれの現状に、抱えている問題に、ちゃんと理由があります。
物語の中でしっかり向き合って、ひとつずつ丁寧に解決していきます。
バックグランドが事細かに、手を抜かずに描かれているというのは、
おジャ魔女どれみを思い出しますね。
登場キャラクタは多いですが、広げた風呂敷を、しっかりと綺麗に畳んで終われる。
本当に完成されている。キッチリ丁寧に作品を作り上げている。
それらを全てクリアし、視聴が終わった最後には…
心が温かいもので満たされるはずです。
ほんとだよ。
●単純なのに、濃厚で、重厚な物語
こういったアイドルアニメって、
「頭を使わず見れる」という印象があるので、手軽に見始める方が多いです。
実際に、私もそんなノリで、プリティーリズムシリーズを見だしたんですね。
しかし…私の場合は、レインボーライブをみて、非常にエネルギーを使いました笑
頭使うような内容ではないのですが、
重厚すぎるストーリーで、中身が濃いのでエネルギーを使います笑
●プリパラとの比較や評価について
プリティーリズムシリーズが終了し、引き継いで始まったのが「プリパラ」シリーズ。
これも上記同様、レインボーライブと比較されている意見が多いです。
具体的には「プリリズのほうが良かった」という意見です。
ちなみに個人的には、プリパラにも大変ハマっているのですが、
それぞれの評価は、とりあえず置いておくとして…
たしかに、レインボーライブという、あれだけの傑作見せつけられて、
プリリズシリーズが終わるってのは、ファンにとって受け入れがたいと思います。
こんだけの完成度を誇った作品の後で、
対象年齢を二回りくらい下げたプリパラが来るんです。
そりゃ、レインボーライブのファンだった層は、どんな作品が来ても、ショックを受けるはずです。
というか物足りなく感じると思います…
つまるところ、単純に、レインボーライブが化け物過ぎて、
ハードルが上がりすぎた、ということに過ぎないという笑
これリアタイで見てたら、ロスがひどかっただろうな…
私は、最初からプリリズのあとにプリパラくるって分かってたから、
ある程度覚悟は出来てたもんやけど、それでもやっぱり喪失感がすごかったからな
上記のテキストを書いた時点ではプリパラみてなかったんですが、
対象年齢を下げたという表記は間違いです。
正しくは、プリパラは「いろんな意味で上級者向け」です。
対象年齢とかそういう問題ではないです。
プリパラは常識で計れないアニメ笑
■プリリズRL全力で布教したいと思ったわけ
この記事を見て、気になったら是非、みてくださいませ。
前述しましたが、先入観なくアニメを見ることが出来る人であれば、本当に満足できると思います。
余談ですが、実際に私も、昔は子供向けアニメって嫌いでした。
自分が知らない物はくだらないと、凝り固まった考え方をもっていたんですね。
しかし、ふと先入観なく、頭と心をカラッポにして、いろんなアニメを見てみると…
今まで自分が食わず嫌いしていたジャンルのアニメの中に、
非常に素晴らしいものものあると、気付けたのです。
本当に良い作品であるのならば、
子ども向けであろうが、腐女子向けであろうが、韓ドラだろうが私は見ます。
食わず嫌いは非常にもったいないです。
無理強いはしませんが、少しでも気になったのであれば、
このプリティーリズムレインボーライブを見ることは、決して無駄な時間の使い方になりません。
あなたの人生のうち、有意義な時間になります。
単純に、純粋に、おすすめできます。
ちなみに、dアニメストアでプリリズシリーズ(1~3期)すべて見れます。
登録してから最初の31日間無料なんで、31日以内に全話見れれば、無料で見れます笑
ツタヤでレンタルなんてせんでええんやで笑
(参考:公式サイト→ドコモ公式/dアニメストア!ドコモ以外もOK♪)
ゆうても月額400円だから、アニメばっか見る人にはかなりお得です
と、dアニメストア5年目ユーザーのあつみ先生が言ってみる。
もし、わざわざ見たけど、面白くなかったぞ!
という人がいれば、ご連絡ください。
そしてあなたのオススメアニメを、どんなジャンルでもいいので一本教えてください。
あなたの時間を奪ったお詫びに、責任もって、私も全話みます笑
ただしあつみ先生は二次元コンプレックスなので、二次元限定でお願いします笑