2025年夏、コミケ106に行ってきました。
やっぱり、コミケにサークル参加する夏があると、「ああ、今年はちゃんと生きたな」「この夏も走り切ったな」って思える。
実際は仕事もあって、毎回の参加は難しい。
それでもだいたい2年くらい経つと、創作意欲がめちゃくちゃチャージされてきて「あ、そろそろ出たい」ってなる。
というわけで、参加してきたことについて、書いていきます~!

■今回つくった本
今回はこんな本をつくって持っていきました↓
『プリカラ本』第2弾!
4年前、C99で出した本を、情報更新してリニューアルしました。
「配信情報まとめ」の資料本だけど、読み物としても楽しめるように工夫してます。
■準備の話
わたしは基本、プリキュアをテーマに活動しています。
昔はアニメもゲームもいっぱい触れてたけど、社会人になってからは、もうプリキュアしか追えてない。
そんななかで、今年の『キミとアイドルプリキュア』。
観た瞬間「これ、好きになりそう」って思って、ビビッと来た。
テーマとの相性も良かったし、これで出そう!って、すぐに決めた。
ちなみに、夏コミの申し込み締切は2月末。
つまり、企画を立てるのは真冬なんだよね。
春になる前に、夏のこと考えるというスケジュール感。
■本の内容決定まで
今回の本は、C99(2021年の冬)で出したカラオケ配信情報まとめ本のアップデート版。
この方向性はすぐに決まったから、計画を立てだすのは早かったんです。
2月の放送が始まった時点で「あ、これで描けるな~」って思ったん!
●よく聞かれる「普通の漫画は描かないの?」
正直、普通の二次創作漫画って、自分はあまり描こうと思わないんです。
流行りに乗って描くというより、「これは今だから描きたい!」って思えたときだけ、動く。
わたしにとっての創作は、自分の体験や想いと、作品がつながった瞬間にだけ生まれるもの、というか。
■作業の流れ
今回は前回の本がベースにあったので、まるごと新作ではなかったけど、配信状況のリサーチは完全にやり直し。
4年たつと配信状況も結構かわってる。
あとは、調べたことをコラムして書いたり、原稿としておとしこんだり、導入ページを組み直したり、地味だけど必要な作業をコツコツ。
実際にカラオケ店に何度も言って、いろんな現地リサーチもしました。
スタートは、まずはこういう土台となる作業をすすめてました。
■当落通知までの時間との戦い
コミケの申し込みは2月、当落が出るのは6月。
4ヶ月の空白がある。
でも、当落出てから動き始めると、本が間に合わない。
だからこの期間にどれだけ下地を作っておけるかが勝負。
気持ちのコントロールが難しい時期だけど、
わたしはこの間に原稿の構成やリサーチを進めて、入稿直前は「描くだけ」にできるようにしてます。
■7月:本格作画スタート
実際に絵を描き始めたのは7月。
とはいっても、絵は少なめな本だなんですけど…
それでも描く作業って集中力がいるし、めちゃくちゃ疲れる。
ほんとは絵も、もっと早く描き始めればいいんですけどね…
実際、間に合うギリギリにならないと、なかなかスイッチはいらないし、
集中力は発揮されないものです。
だから、原稿の土台とかリサーチ作業をすべて済ませておいて、あとは絵を描くだけで完成~って状態にしておいた。
実際に絵をひたすらかいてると、ほんっとつかれるし、体力ゴリゴリ削られて
生活もめちゃくちゃになるけど、それでも締め切りパワーでなんとか形になるようにがんばれます。
というわけで無事入稿。
■初めての寝台列車チャレンジ~
今回は、移動手段をちょっと冒険してみた。
大阪→東京の移動で、サンライズ出雲・瀬戸の寝台列車を利用!
駅の窓口で聞いたら「10時打ちは対応してません」って断られたりもして、めちゃくちゃ調べて探し回った。
というかどこの駅も対応してくれなかった。
(京都から大阪の間の駅で手の届くところ全部調べたのに…)
最終的には、販売日、10時ピッタリに窓口で受け付けてもらえるように調整して並んだ。
10時01分に窓口にたどり着いて、なんとかシングル席ゲット!
■移動&前日



深夜の列車で大阪を出発~。
サンライズ、めちゃくちゃ楽しかった。これからも使いたい!
高くつくけど、遊びとしては最高だなあ。
●前日のビッグサイト


翌朝、東京に到着して、てきとうに観光してからビッグサイト前日偵察。
この祭りの前日の雰囲気が、すんごいすきなんよ~~
うろうろするだけでワクワクしてくる。
そのあとはホテルにチェックインして準備完了。
■当日:サークル参加

やっぱり、コミケはサークル参加がいちばん楽しい~!
■2日目:一般参加
2日目はまったり一般参加。
帰り際、午後3時くらいだったかな。
南ホールでひときわ派手な服装&派手髪の人とすれ違って、
「めっちゃ派手な人いるなあ」
「え…めっちゃあの髪えいたそっぽい…」
って人とすれ違った。
だいぶ目立ってて、3度見くらいしたんだけど…
たぶんあれ本人だ…
このひと、キュアスターの声優さんでさ。
うちキュアスター推しでつねにキーホルダーつけてるくらいすきなん。
実際、この日つかってカバンにつけてたもん。
昔プリストでかったやつ。
いまでもずっとつけてるキーホルダーってキュアスターさんのだけやねん。
うちをはじめてコミケにつれてきてくれたのが、スタプリで。
星奈と共に走った、はじめての同人誌制作だったから、特に思い入れあるの。
声かければよかった…のか…?
■やっぱり、コミケって特別。
外から見ると「素人が描いたマンガ売ってるお祭り」みたいに見えるかもしれないけど、
中にいると、全然ちがう。
ここは「思いを届けたい」「誰かに伝えたい」っていう気持ちが、
プロもアマも関係なく集まってくる場所なんです。
たった一冊の本のために、どれだけの時間と労力が注がれているか。
コミケに参加するたびに、それを全身で感じるの。
みんな、狂ってる。ガチの変人だらけ。
だけど、その情熱は、本当に尊敬してる。
■地獄と夢が隣り合わせ
コミケはきれいな場所じゃない。
暑いし、重いし、疲れるし、人は多いし、しんどい。
だけど、そこにしかない「熱」がある。
夢、欲望、希望、絶望、汗、金、すべてが入り混じる空間。
地獄の三丁目。でも、最高のカオス。
わたしは、買いたい本があるから行くわけじゃない。
サークルチェックとかもしないし、SNS追うわけでもない。
ただ、あの空間の「熱」そのものが好き。
想いのこもった一冊に偶然出会えたときの嬉しさ、
あの雰囲気の中を歩いているだけで、心が満たされる感じ。
それがあるから、また行きたくなる。
■東京帰りに寄るヤエチカ・プリティストア
というわけで、帰りはプリスト(プリティストア)に寄っていくのが恒例なんです。


今作、だれ推しとかはないと思ってたんだけど、何も考えずに無意識でぽいぽい買っていったら、アイドルさん多めになっちゃった~!
赤毛のアンはすきやねん~特設店みたいなでてたから、こっちも買っちゃった。
お人形お迎えしたよ。
今年の夏も、走り切ったなあ、って思うよ。

