「離乳食を始めたけど、食べてくれない…
でも母乳やミルクを飲んでれば、大丈夫だよね?」
離乳食を始めるのって、ママにとって、負担が増える事になります。
離乳食に挑戦するのが億劫、不安、またやる事が増える…と考えると、プレッシャーですよね。
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
今後、あなたが赤ちゃんに関わるうえで、
困らないようにするため、 ストレスをためないように…
そのための、正しい知識をお伝えしようと思います♪
この記事では、母乳やミルクだけでなく、離乳食が必要な理由をお伝えします。
■【結論】成長に伴い、必要な栄養も増えてくる。
離乳食の最初の一歩、すすめてみよう!
生まれたばかりの赤ちゃんにとっては、母乳は最高の栄養源です。
しかし、なぜ、離乳食を始めるタイミングは、5~6ヶ月頃なのか?という事ですが…
離乳食の開始の目安とされる、5~6ヶ月頃って実は、母乳の栄養がどんどん、減ってくる時期なのです。
そして、赤ちゃんも、生まれてから、どんどん成長してきています。
成長して大きくなる事により、必要な栄養も、どんどん、増えてきます。
赤ちゃんの体に必要な栄養量が増えるのに、
母乳の栄養は減っていく…という、二つの要素が重なるタイミングが、
離乳食開始の5ヶ月~6ヶ月頃、と言う事です。
「ミルクなら栄養は大丈夫でしょ?」
と思うかもしれませんが、やはりそれでも、成長するにつれ、栄養としては物足りなくなってきます。
●発達には個人差があります。
食べない場合は、まだ早いのかも?
赤ちゃんが離乳食を始めるタイミングとして一般的なのは、5ヶ月~6ヶ月頃です。
しかし、発達のスピードには個人差があります。
5~6ヶ月が来ても、食べ物から栄養をとる事が必要な段階まで、成長してないのかもしれません。
もし、離乳食を食べる段階まで来ていない時は、無理に始めなくてもだいじょうぶです。
大人が食べている食べ物に興味を示したり、
よだれがダラダラ出てくるようなら…
赤ちゃんの気持ちと、食べる準備はOKです。
この反応がでたら、離乳食開始のサインでもあります。
(よだれが出ない子もいますが)
●乳糖を分解しにくい時期がある。
赤ちゃんには、10カ月~1歳頃にかけて、
母乳に含まれる糖分である「乳糖」を分解しにくくなる時期があります。
つまり、母乳から栄養がとても取りにくくなる、と言う時期です。
この時期に母乳だけですと、
「おっぱいだけ飲んでも満足できない!栄養も足りないし、機嫌悪い!」
という事になります。
そのため、食べ物から栄養をとる必要がある…という事です。
少しずつでも、離乳食を食べられるようになるために、してあげたいですね。
●さらに、7ヶ月過ぎると、鉄もなくなる
赤ちゃんは、生まれた時から、鉄分を体の中に蓄えています。
ママのお腹の中にいる時に、ママから鉄分を受け取っているのです。
赤ちゃんがもともと持っている鉄分を「貯蔵鉄」と言います。
しかし…7ヶ月を過ぎると、この貯蔵鉄もなくなります。
別の記事で解説しますが、鉄が不足すると、
「鉄欠乏性貧血」という、取り返しのつかない症状が出ます。
そのため、後期食では、鉄を意識して取り入れていく必要があります。
そして、栄養の供給源は、離乳食です。
食事から栄養をとれるように、食べる練習をしていく必要があるのですね。
●母乳やミルクは続けてOK。
たしかに、母乳やミルクでは、栄養が不足してきます。
かといって、やめる必要はありません。
いつまでもほしがる場合がありますし、2歳頃になっても欲しがる子もいます。
これは、赤ちゃんにとって、おっぱいを飲むということは、気持ち的な安心にもなるからです。
もちろん、栄養は足りてないですし、ほぼ水になりますが、
気持ちが落ち着く、という目的や役割もあります。
ただ、あまり飲み過ぎて、おなかがいっぱいになり、離乳食が食べられない…
とならないように、バランスをみてあげてくださいね。
●ママの心の準備が出来たら、始めてみましょう
たしかに、離乳食が始まるのは面倒くさいです!
5ヶ月を過ぎて、ママの心に余裕が出来てから始めましょう。
心に余裕がないと、離乳期はつらいものになります。
今後、あなたが頑張らずに、ストレスをためずに離乳食を進めていくために…
一ミリでもいいので、一歩踏み出してみる気持ちが、今後の離乳期を、ラクにしてくれます♪