離乳食を嫌がるのは当然。
初めての食べ物を、口に突っ込まれるなんて、
赤ちゃんにとっては、未知の経験、一大事なのです!
こんばんは!
男性保育士のあつみです。
5ヶ月を過ぎ、離乳食をはじめたけれど、
赤ちゃんが、離乳食を嫌がって食べてくれない、
口に入れてもベーっとだす…
でも、それって当然の事なんです。
飲む以外の、食べるという行為も初めてですし、
母乳以外の「食べ物」って、赤ちゃんにとっては、未知のものなのですから。
■離乳食を嫌がる原因は?
離乳食を始めた頃って、練習・慣らし期間です。
嫌がっているわけではなくて、初めてで怖いんだろうな、と考えてあげてください。
工夫を凝らして、ハードルを下げてあげましょう。
●まだ離乳の段階ではない
離乳食開始の目安時期は5ヶ月頃~ですが、個人差があります。
哺乳反射(おっぱいに反射的に吸い付く能力)がだんだん減ってくる頃が、離乳開始の合図です。
しかし、赤ちゃんによって、その時期は様々です。
単純に、まだ早いという可能性もあります。
最悪、6ヶ月のうちにスタートできればOKです。
●離乳食のあげ方が嫌な場合
離乳食をあげる時って、当然のようにスプーンであげますが…
このスプーンを口に無理矢理、突っ込まれるのが嫌な子もいます。
無理につっこまずに、下唇に、スプーンを乗せてあげましょう。
すると、赤ちゃんは自分で、上唇をつかって、食べ物を取り込みます。
まだ慣れない、離乳食を、突然、無理矢理突っ込まれるよりも…
自分でゆっくり取り込んだほうが、食べやすいですよね。
自分で食べたいという気持ちも育ちます。
※ちなみに、上記写真の、上あごに押し付ける食べさせ方は、典型的なダメな例です笑
●離乳食の味が嫌な場合
生まれてから今まで、母乳やミルクしか飲んでこなかった赤ちゃんです。
おかゆの味に、慣れていない…という場合もあります。
そういう時は、無理してそのまま食べる事もありません。
なんなら、おかゆ等にミルクなど加えて、ミルク風味の「ミルクがゆ」でもOK。
慣れた味で、挑戦のハードルを下げていくと、進みやすかったりしますよ。
●固さ、食感が嫌な場合
前述した通り、赤ちゃんは、母乳やミルクといった、液体しか飲んだことがありません。
食べ物というのは、初めての食感です。
違和感を感じるのは当然ですよね。
赤ちゃんによっては、サラっとした液体に近い形状(トロトロペースト)が食べやすい子もいれば、
ある程度、ポテっとしていたほうが、食べやすい子もいます。
水分量の調整や、片栗粉等で、調整しやすいので、工夫の余地は大きいですよ。
本当に、これはみんな違いますので、いろんな固さにして、工夫してあげてくださいね。
●スプーンの感触が嫌い
あかちゃんによっては、口の中に入ってくるスプーンの感触が嫌な子もいます。
中には、特定の素材を嫌がる赤ちゃんもおりまして…
赤ちゃん用のスプーンって、様々な形状、素材があります。
シリコン、木製、ステンレスなど…
スプーンの素材を変えただけで、食べるようになった事例もあります笑
●赤ちゃんの機嫌が悪い
初めて出会う離乳食で、未知の体験なのに、
機嫌が悪いと、離乳食を受け入れる余裕もありませんよね。
食べさせてあげなきゃ…という責任感もあると思いますが、
お互いに、プレッシャーになるとしんどくなるので、無理はしないでくださいね!
■責任感が強いママへ。離乳食は、肩の力を抜いていいのです!
これ、本当に、責任感が強い、赤ちゃん思いのママに多いのですが…
- 「5ヶ月を過ぎたから、ちゃんと離乳食を始めなくちゃ!」
- 「ちゃんと、毎日手作りしなくちゃ!」
- 「目安通りに、食べれるようにならなきゃ!」
- 「同じ月齢なのに、他の子より遅れてる…はやく追いつかなきゃ!」
と言ったように、
赤ちゃんの事を思うあまり、責任感を感じて、
しっかり、ちゃんと離乳食を進めようと思いがちです。
でも、赤ちゃんって、非常に個人差が大きいです。
ママにも、赤ちゃんにも、心の準備や余裕が必要です。
ちゃんとポイントを抑えていれば、離乳食は力を抜いてもOK!
ママも、赤ちゃんも、50点で十分なんですよ♪
●嫌がるのは当然で当たり前のこと
おっぱいは、あんなに飲むのに…どうして食べてくれないんだろう…となりますよね。
赤ちゃんには生まれつき、母乳を吸うための、哺乳反射が備わってます。
でも、食べるのは必ず練習が必要なのです。
実は、食べるという動作は、大人は当然に出来ていますが、
あかちゃんにとっては、ものすごく複雑で、高度な動作なんです。
ゆっくり、付き合っていきましょうね♪